お菓子と虫歯の関係

お菓子と虫歯

わが国では昔から砂糖が虫歯の元凶だと信じられてきました。 そして誰もが「虫歯になりたくなかったら、甘いお菓子を食べない ように!」と、子どもの頃に言われていたことでしょう。

でもこれは全くの迷信。事実、砂糖の摂取量と虫歯の発生率は 比例しないという研究事例もあります。

虫歯発生のメカニズム

虫歯になるかどうかのポイントは何でしょう?それは食べ方です。私たちは食べものを食べると、その食べかす(糖質)が酸性になり、それがだ液で中和され、また食べて酸性になるということを6時間ごとに繰り返しています。このとき食べかすが長時間口中に残ると虫歯菌(ミュータンス菌)が歯垢をつくり、歯垢が歯の表面に残ると細菌を増やし、細菌が歯の表面のエナメル質を溶かすことで虫歯になるのです。

虫歯予防のための食育

虫歯予防には「長時間食べかすが口中に残らないような習慣」を身につけることが大事です。おやつの時間をきちんと決めて、いつまでもだらだら食べないこと。食べた後は歯を磨くか、口をすすぐようにしましょう。

おやつ、とりわけ甘いお菓子を食べることでホッとしたり、気分転換ができたり…おやつには脳を元気にする大切なはたらきもあります。そんな「おやつ文化」を残していきたいものです。