森永ミルクキャラメルの歴史年表

明治、大正、昭和、そして平成の時代の世相と共に、森永ミルクキャラメルのあゆみ、エンゼルマークの変遷をお楽しみいただける年表を
ご用意いたしました。1世紀を越える歴史が持つ、かみしめるほどに溢れ出る、深い味わいです。

明治時代(1897〜1912)

年 時代の出来事 キャラメル商品のあゆみ エンゼルマークの変換

英国との交流が盛んになったこの頃、ちょっとした英語ブームになりました。英語は今も昔も悩みの種!?その後、国内では八幡製鉄所が生産を開始。品川〜新橋間には路面電車が開通し、チンチン電車の名で親しまれました。巷ではビヤホールが大はやり。与謝野晶子が「君死にたまふことなかれ」を発表、夏目漱石が「我輩は猫である」を書きました。

当時の価格比較(37年)

森永創業と同時に製造開始
バラ売り・量り売り発売

バラ売り・10斤缶入り発売
(1斤・60粒入/40銭)

当時の価格比較(44年)
最初のエンゼルマーク

鉄道開発や港湾整備が次々と進められ、義務教育が6年制になりました。百貨店が誕生してお買い物好きな人たちの購買意欲が喚起され、ハイカラブームに。
また、興行では浪曲が人気沸騰し、両国国技館も落成。有名な白瀬隊の南極探検も話題となりました。

当時の価格比較(44年)

ポケットキャラメルブリキ
印刷缶発売(10粒入/10銭)

バラ売り・10斤缶800粒入に(1粒/5厘)

 
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大正時代(1912〜1926)

年 時代の出来事 キャラメル商品のあゆみ エンゼルマークの変換

急速な経済成長を遂げ、大正デモクラシーと呼ばれたこの時代、都市の人口は急増して人々の暮らしは大きく変わりました。雑誌や無声映画、ブリキのおもちゃなどが広く普及して大衆文化の花が開き、講談から生まれたヒーロー、猿飛佐助や国定忠治が大活躍。また、宝塚唱歌隊の誕生やカチューシャの唄が大ヒット!!一方、ストックホルム五輪に初参加しました。

当時の価格比較(2年)

バラ売り・はじめてミルクキャラメルの商品名に(1粒/5厘)

ポケット用紙サック入りの現在の形に(20粒入/10 銭)


ミルクキャラメル価格変更(20粒入/12銭)
ミルクキャラメル価格変更(20粒入/14銭)
ミルクキャラメル価格変更(14粒入/10銭)
ミルクキャラメル価格変更(16粒入/10銭)

大正期のエンゼルマーク

いわゆるサラリーマンやベッドタウンが出現したのもこの頃。関東大震災では大きな被害を受けて景気が悪化しましたが、町では紙芝居の興行が子供たちに大はやり、『黄金バット』などの作品が生まれます。普通選挙やラジオ放送が始まり、衣食住での洋風化が進み、モダンボーイやモダンガール(通称モボモガ)と呼ばれる人達が出現しました。

当時の価格比較(14年)

ミルクキャラメル価格変更
(18粒入/10銭)

ミルクキャラメル価格変更
(20粒入/10銭)

大正中期のエンゼルマーク
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昭和時代(1926〜1989)

年 時代の出来事 キャラメル商品のあゆみ エンゼルマークの変換

いわゆる不景気なこの時代。庶民は明るさを求め、トーキー映画が誕生した映画館は大賑わい、長谷川一夫など映画スターも登場し、のらくろマンガがスタート。東京音頭やヨーヨーも流行しました。米大リーグチームのべーブ・ルースらが来日して、プロ野球が結成されたのもこの年代でした。

当時の価格比較(元年)
 

絵本キャラメル発売

昭和初期のマーク

戦時下のこの時代、「前畑ガンバレ!」の熱狂的中継で有名な、ベルリンオリンピック女子 200メートル平泳ぎで優勝した前畑秀子、全国民が応援した69連勝の横綱双葉山など。ラジオを通じて日本中が興奮しました。

当時の価格比較(13年)

当時まで価格変更なし
(20粒入/10銭)

慰問袋用ブリキ缶入り発売

 

戦後、食糧不足の中「闇市」が出現して毎日訪れる人々でギッシリでした。「りんごの歌」が大ヒット。ラジオでは「のど自慢素人音楽会」が始まり、美空ひばりがデビューし、「紅白歌合戦」が放送開始と、まさしく『歌は世につれ、世は歌につれ』の時代でした。その後、湯川秀樹がノーベル賞を受賞し、テレビ放送も開始され、街頭テレビに人々が集まる光景があちこちで見うけられました。

当時の価格比較(26年)

公定価格で自由販売
(16粒入/25円)

ミルクキャラメル自由価格で自由販売(16粒入/20円)
栄養キャラメル自由価格で自由販売(16粒入/20円)

紙巻帯封を廃止
(8粒入/10円)

戦後35年間のマーク

「もはや戦後ではない」と評された昭和30年代。三種の神器と呼ばれたテレビ、電気洗濯機、冷蔵庫が急速に普及していきます。スーダラ節が流れる中、プロ野球の長島やプロレスの力道山、相撲界の大鵬と、スポーツ人気は高まり、そのまま東京オリンピックへと引き継がれました。東海道新幹線開通と名神高速道路開業もこの年代です。

当時の価格比較(39年)

通常品の他に米国の著名クリエイター「ウォルター・ランドー氏」デザインの厚型を併売(12粒入/20円)

通常品も厚型化(12粒入/20円)

 

ライフスタイルはさらに変化し、スーパーマーケットやファーストフードが登場。高層ビルやマイカーが普及して、世の中全体が速さと便利さと快適さを追求していきます。ビートルズの来日、ツイギーによるミニスカートブーム、学生運動の激化。沖縄が本土に復帰し、「アポロ」宇宙船がはじめて月面着陸したのもこの時代。一方、「石油ショック」も大きな社会問題となりました。

当時の価格比較(46年)

キングサイズ発売(20粒入/30円)

ミルクキャラメル(14粒入/30円)
豪華版(16粒入/70円)を発売

ミルクキャラメル内容量変更(10粒入/30円)

 

インベーダーゲームからファミコンへ、電卓からパソコンへ、またコンビニエンスストアー、宅配便の発達など、子どもから大人まで、大きな社会変革が形成された時代でした。

当時の価格比較(50年)

価格表示なし
(10粒入/40円)
標準小売とする
(10粒入/50円)

帯封にて復刻版発売
(14粒入/10銭改メ100円)

ミルクキャラメル価格変更
(10粒入/60円)
復刻版は印刷帯封となる
(12粒入/100円)

CI導入後現在のマーク
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平成時代(1989〜)

年 時代の出来事 キャラメル商品のあゆみ エンゼルマークの変換

デジタル衛星放送が始まり、誰もが携帯電話を持ち歩き、インターネットの普及で情報化社会はますます発展して行きます。

当時の価格比較(2年)
12粒入(100円)
120グラム入(200円)
166グラム入(300円)
 

ついに迎えたミレニアム。2000円札が発行されたりしましたが、相変わらず経済は停滞。長野オリンピックやW杯など、スポーツの話題が世間を潤します。また、デフレ時代にディスカウントショップが大流行。若者のまったり化も定着し、人々のライフスタイルは変化しつつあるようです。

20世紀デザイン切手

国民アンケートをもとに郵政省が発行した「20世紀デザイン切手」に、「ミルクキャラメル発売」が選ばれる

 
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