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森永のビスケットヒストリー

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ビスケット物語 製造秘話

vol.6 ビスケット製造能力が5倍に!

stimg_09 1952年(昭和27年)、7年続いた進駐軍専用売店との契約を辞退するとともに、砂糖や小麦粉の統制が撤廃されると、森永は、ビスケットを待ち望む国民の声に応えるかのように、OSS(米軍家族軍専用売店)向けだったチョイスを国内向けパッケージとして発売。更に、一般市場にハーバードクリーム、マンナ、マリーなどを復活させ、好評を博していったのです。

森永は、ビスケット製造設備の近代化を目指し、鶴見、塚口、両工場の抜本的改造を開始したのもこの時期です。
その改造の目玉となったのが、原料混合から、成型、焼き上げまでの一貫製造工程を全自動で行う機械。そして、そのポイントとなる、全長70メートルにも及ぶスチールバンドオーブンでした。

国内でいち早く取り入れた新設備により、ばらつきのない高水準の品質で、生産能力もいままでの5倍以上となり、製造原価の大幅な引き下げが可能となりました。
そして、お客様に還元とするために、価格はそのままにし、増量することにしたのです。

また、日本のビスケット業界が、欧米のビスケット生産技術に追いつき、近づく貿易自由化に備えて、技術向上を急ぐステップにしたいという考えのもと、業界に例のない同業者への設備公開に踏み切ったのです。

ビスケット物語 目次

vol.1 当社ビスケット製造は、輸出用がはじまり

vol.2 東洋一を誇るビスケット工場「塚口工場」の完成

vol.3 国内向け「森永ビスケット」の誕生

vol.4 森永ビスケット、製造力が飛躍的にアップ!

vol.5 進駐軍の特需品性産で得た米国式ノウハウ

vol.6 ビスケット製造能力が5倍に!

vol.7 お客様のための新パッケージ登場!