基本的な考え方

森永製菓グループは「世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます」をパーパスとしています。
このパーパスのもと、社会貢献方針を策定し、社会の課題解決に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

森永製菓グループ社会貢献方針

森永製菓グループは、他者を思いやり、どのように貢献できるかを考える「利他の精神」を礎に、社会貢献活動をしていきます。
地域社会、行政機関、NPO・NGO等と連携・協働し、社会の一員として人々が笑顔になれる社会づくりに貢献します。

  • 主な活動内容
    次世代育成、環境保全、災害支援、地域ボランティア等

食育・菓子育

菓子の価値は栄養補給だけでなく、人と人、心と心をつなぐコミュニケーションの役割であると考えています。
そこで、創造性を育みながら、菓子の役割や菓子との上手な付き合い方をたのしく学ぶことができるオリジナル菓子育絵本「メルとマールのピクニック」を制作しました。
一般のご家庭だけでなく、保育施設等で菓子育絵本の読み聞かせや劇遊びに活用していただいています。
手軽に絵本の世界をお楽しみいただけるように、絵本のアニメーションも公開しています。

森永エンゼルミュージアムMORIUM&鶴見工場見学

森永エンゼルミュージアムMORIUM(モリウム)と鶴見工場製造ラインの両方をご見学いただけるアテンド付きツアーを行っています。
MORIUMでは森永製菓の歴史や技術、商品にこめた想いを展示や映像でご紹介し、工場見学ではものづくりの楽しさ・醍醐味に加え、食の安全・安心のための取り組みを目で見て実感していただけるよう心掛けています。

MORIUM(モリウム)とは?
MORINAGAのMORIとラテン語のARIUM(~の場所)を合わせてMORIUM。
MORINAGAが生み(UM)出す価値を体感していただきたいという願いを込めました。

森永エンゼルミュージアムMORIUM

MORIUM展示物

見学の様子

見学の様子

出張授業「森永製菓のキャラメル教室」

従業員が講師となり、小学校を訪問しミルクキャラメルを題材に工業生産について授業を行う活動です。小学校5~6年生が対象で、工場見学に行ったような臨場感で、工業生産における工夫や努力、モノづくりへの想いを理解してもらい、教科書の学びを深化します。21年度からはオンラインを使用した授業も実施しており、平等な教育の機会創出に貢献しています。
製造工程を動画で見たり、クイズやワークショップに参加してもらったりすることで体験型の授業の提供を行っています。

2020年度までの参加児童数1,615名/2020n年度までの参加従業員数141名

講義

クイズ

ワークショップ①

ワークショップ②

Voice:「キャラメル教室」参加従業員の声

お菓子は人を幸せにする力がある

子どもたちにキャラメルをもっと好きになってほしい、という想いから参加しました。教壇に立つことに緊張しましたが、多くの子どもたちが真剣なまなざしで聞き、興味をもって質問してくれたことがとてもうれしかったです。お土産のキャラメルを受け取った子どもたちの笑顔に「お菓子は人を幸せにする」ことを改めて気づかされ、私自身もキャラメルをもっと好きになりました。子どもを通して商品の価値に気づくことができる機会なので、多くの従業員にこの活動を広げていきたいです。

松井 元樹
森永製菓 研究所 未来価値創造センター

森永製菓のオンライン企業訪問

中学生・高校生のキャリア教育や授業を対象としたオンラインによる企業訪問を実施しています。
森永製菓の事業内容や仕事、働き方などを従業員からご説明し、質疑応答などの直接コミュニケーションを通じて、生徒の皆さんが職業やキャリアを考え、働くことのイメージづくりをする機会となることを目指しています。

自然体験

森永リトルエンゼル育成 無人島探検隊

1999年度より、無人島で5泊6日の大冒険を体験してもらう「森永リトルエンゼル育成 無人島探検隊」を20年間実施してきました。第1回から2019年実施の『サイコー冒険隊』まで、参加者は通算で800人を超えました。
創業100周年記念事業として、この100年の間に大きく変わった子供たちの生活環境を振り返り、21世紀は豊かな心をもってわんぱくで元気に育ってほしいという願いを込めたプロジェクトです。
2020年は20年間を振り返り、これまでの参加者からアンケートを集計し、オンラインで同窓会も開催しました。
日常と異なるキャンプ生活と様々な冒険を通して「生きる力」を育んだ先輩隊員と、時を超えて同じ想い出を語り合う素敵なひとときになりました。

  • 無人島探検隊に参加する前は、消極的で、自らの意見は持たず、他人の意見に合わせることがほとんどだったが、参加後は、積極的に人とコミュニケーションをとり、自ら動くことが出来るようになった。 また、共同生活を送る中で、人との違いを大切にすること、仲間を思いやる気持ちを学んだからこそ、現在、人と人との繋がりを大切に出来ていると思う。
  • 私はこのキャンプに参加したことによって、 食に対する意識が大きく変わりました。小学校三年生の私にとっていっぱい遊んですごく疲れて、そこで食べるお菓子は私を本当に幸せな気持ちにしてくれました。食べることに対する大切さ、ありがたみはもちろん楽しさも学ぶことができました。そして、その頃から食に関する仕事がしたいと思うようになりました。現在、大学で栄養について学んでおり、子供たちの課外活動のボランティアもしています。将来は食育などに携わり、たくさんの人に影響を与えられるような仕事がしたいと考えております。

キャンプ生活でSDGsワークに挑戦(サイコー冒険隊)

2019年度より開催しているサイコー冒険隊では、子どもたちがキャンプ生活を通してSDGsに取り組むワークを取り入れています。SDGsワークは、当社オリジナルのプログラムで、参加者はキャンプに参加する前からSDGsについて学び、キャンプ生活で自分が取り組みたいSDGsのゴールを選び、グループのメンバーに共有します。さらに、グループで取り組むゴールも選び、グループのメンバーと協力して達成を目指して挑戦し、キャンプ後に振り返りを行います。
2019年度の参加者が最も多く選んだゴールは、「12番つくる責任 つかう責任」でした。
食材の無駄づかいをしない、作った料理は残さず食べる、ゴミを減らすためにリユースする等、ゴールの達成に向けて日々自主的な取り組みを行いました。

SDGsについてグループで話し合い

「青少年の体験活動推進企業表彰」で優秀賞を受賞

文部科学省では、青少年の体験活動の推進を図ることを目的として、企業がCSRや社会貢献活動の一貫として実施した優れた取り組みを表彰しています。
この「青少年の体験活動推進企業表彰」で「チャレンジ!サイコー冒険隊」が審査員会優秀賞を受賞しました。

その他活動

キッザニア東京

森永製菓が出展しているお菓子工場パビリオンでは、ハイチュウの製造を通じて、働くことのたのしさや、ものづくりの工夫を体験できます。また、食品衛生やルール・マナーも学び、子どもの自立性や社会性を養います。

未来のアスリートを支援する教育プログラム

長年、森永製菓トレーニングラボがサポートしているマウンテンバイク・ダウンヒルライダー井手川 直樹プロからのご依頼で「バイシクルアカデミー」のトレーニング・栄養サポートを開始しました。
バイシクルアカデミーは、井手川選手がメインコーチとして、2020年度から開始した自転車教室で、自転車の知識や技術に加えて、人間形成に貢献することを目的としており、アカデミーの理念として、 「マウンテンバイクを通じて、「楽しさ」「成長」「成功」3つの喜びを共有し、愛・誠実・感謝を持って活動に取り組み、自転車業界の発展に貢献する。」ことを掲げています。
森永製菓トレーニングラボのトレーナーと栄養士が、アカデミーに所属する選手(小学生低~高学年)とその保護者を対象として、成長期アスリートに重要な、トレーニングプログラムの提供や月1回「スポーツに関連した食育動画」を配信し、サポートを行っています。また、7月にはinゼリーエネルギーレモン塩分+をレッスン後に提供し、熱中症対策と補食の大切さについて学んでいただきました。

現地でのウォーミングアップ指導

夏場のレッスン後にinゼリーエネルギーレモン塩分+を補給

バイシクルアカデミーのコーチに対する
トレーニングプログラム研修

スポーツに関連した「食育動画」の一部抜粋

おっとっと体操

森永製菓トレーニングラボは、アスリートへのトレーニング指導や栄養サポートを主に実施していますが、運動や食事を通じて子どもたちのすこやかな成長を少しでも促したいという思いから、横浜市スポーツ協会様と協力して「おっとっと体操」を作成しました。
跳ねる、転がる、片足で立つ等、様々な様式の運動をすることにより、幼児期における運動能力の発達を促し、それにより転倒による怪我の軽減を期待しています。また、森永製菓の菓子である「おっとっと」で登場する「海の仲間たち」のイメージを体操に合わせることにより、子どもたちが楽しく運動できるように工夫しています。

おっとっと体操 教育動画

ベルマーク活動に協賛

1960年のベルマーク運動の開始当初より、継続的に活動に協賛し、学校設備や教材の充実や、ハンディキャップを背負いながら学んでいる子どもたちを支援しているベルマーク活動を応援しています。現在は、「ミルクキャラメル」「ハイソフト」「森永ビスケット」「チョコボール」「おっとっと」を対象商品としてベルマーク活動の一翼を担っています。

一般財団法人森永エンゼル財団

「森永エンゼル財団」は、森永製菓のシンボルである「エンゼルの精神」を中心に据え、人間らしい心豊かな生活文化のあり方と、これからの家族のあるべき姿を、芸術・スポーツ・自然・食・古典等を通して研究しています。また東日本大震災をはじめ、昨今の自然災害(地震・豪雨等)で被災された地域の子どもたちに「森の絵本」をお届けする活動も行っています(累計 8,556冊)。

「森の絵本」をお届けする活動

他社参加型エンゼル・スマイル・プロジェクト

森永製菓が保有する「天使」「エンゼル」の商標の使用を希望する他企業(食品製造・販売・提供企業に限定)には、商標権の使用料を支払う代わりに、子どもたちの育成・教育環境改善に寄与する社会貢献活動に携わっていただく取り組みです。
2019年度は特許権の使用許諾に範囲を広げ、川崎市、川崎市産業振興財団および川崎信用金庫が連携する地域経済活性化の取り組みの中、『菓子匠末広庵』から森永製菓の特許技術を活用した商品「エンゼルのほっぺ」(抹茶チョコ大福)が発売されました。

<参加企業>
(株)エンゼルの森、龍屋物産(株)、フジパングループ本社(株)、(株)スエヒロ(末広庵)