森永製菓グループは「森永製菓グループ調達方針」に基づいて、お取引先様との公平・公正・透明な関係を築き、連携して社会・環境に配慮した調達活動を行うことによって、持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。
森永製菓グループは、食の安全・安心と持続可能な社会の実現のため、お取引先様との公平・公正な関係を構築し、社会・環境に配慮した調達活動に取り組みます。
(2018年5月制定)
カカオ豆、パーム油、紙において100%※1
※1グループ連結。紙は製品の包材が対象
国内の森永製菓製品において
カカオ豆 2025年度までに100%
パーム油 2023年度までに100%
紙 2022年度までに100%※2
※2紙は製品の包材が対象
チョコレートの原料であるカカオ豆はカカオ農家の劣悪な労働環境、貧困、児童労働や森林伐採による地球温暖化等、様々な社会課題を抱えています。森永製菓では2020年度より、チョコレート製品の一部において、これらの社会課題を解決し持続可能な調達に貢献するバリーカレボー社の「サステナブルカカオ原料」である「ココアホライズン認証カカオ※1※2」の使用を開始しました。
担当取締役によるカカオ苗木栽培農家の視察なども実施し、カカオ農家の現状把握に努めています。
視察状況(2019年度)
「1チョコ for 1スマイル」は、森永製菓の対象チョコレート(「ダース」等)の売上でカカオ生産国の子どもたちの教育環境整備を支援する活動です。年間を通して行う寄付に加え、特別月間に森永チョコレートの対象商品の売上1個につき1円を寄付するもので、2008年に開始し、10年間の累計支援金額が2億円を超えました。
NGOと連携し、カカオ生産国の教育や児童労働の解決支援に取り組んでいます。
支援による給食を楽しむガーナの子どもたち
森永製菓は、カカオ栽培農家への技術指導や教育支援活動、また過酷な児童労働のない社会の実現に向けた各種プログラムを推進している世界カカオ財団(World Cocoa Foundation)の活動に賛同し、世界カカオ財団のメンバーとして活動をとおしてカカオ生産国の支援をしています。
カカオ栽培農家への技術指導
パーム油は加工食品や洗剤等幅広い製品に使用されている一方、生産地における環境破壊や人権問題が社会課題となっています。森永製菓グループにおいても多数の商品でパーム油を使用しており、持続可能な調達に貢献する認証パーム油(RSPO※認証原料等)への切り替えが必要だと考えています。
日本では紙の原料の約7割を輸入に頼り、違法材の混入も問題となっています。
森永製菓グループでは、違法伐採や生態系の破壊のない、環境や地域にも配慮した森林資源を有効利用し、地球温暖化防止に貢献するため、FSC®※1認証紙※2や再生紙など環境に配慮した調達を開始しました。
今後新たにリスクがあるとされる原材料についても、対応を検討していきます。